
停電していた電気が復旧する。
とりあえず一安心。ということで、再び床につく。
またそのあと、停電が起こる。
この時、軽い地震があったかどうかは覚えていない。
・・・・・
なかなか停電が復旧しない。
とうとう、午前6時になり、専務は、
「これは大変なことが起こっているな」
そう思った。
社長と母は、なんともないと言うが、僕はコンビニに向かった。
当面の食料を確保するために。
コンビニに来てみると、もちろん電気はついていない。
冷蔵棚も冷凍棚も駄目である。
基本はこれらの商品は売っていない。
お客さんはそれなりにいた印象。
この頃は、商品もそれなりにありました。
「何を買えばいいんだろう」
そう思うのと、
ほかのお客さんのこともある。
「どれくらい買うのを控えればいいんだろう」
そんな思いにもさいなまれた。
買ったのは、記憶の限り、次のとおり。
魚の缶詰 数種を合わせて6缶くらい
パックのごはん 5パック入り2つ
菓子ドーナツ 2つ
野菜ジュース大 2つ
たしか、カット野菜を買った
お菓子も少しも買いました。
覚えているのはそれくらいかな
予想通り、パンは早々に売り切れていたと思います。
総菜パンは1回目に来た時にはもうなかった。
幸いだったのは、一番保存がきく缶詰が、まあまあ残っていたことが良かった。
重要なたんぱく源だし、栄養もある。
野菜が取れなくなるのを危惧して、カット野菜と野菜ジュースを買いました。
ご飯は炊けなくなると思い、パックのごはんを買いました。
この時、乾電池を買うことをしなかったのは反省です。
あと、ちょっと意外かもしれませんが、菓子ドーナツとお菓子を買ったのは理由があって、
もし、しばらく復旧しなかった場合、こうゆう遊びの食べ物も欲しくなるのではないかと思ったからです。
実際、ドーナツは案外、僕の心の余裕には少しつながったと思います。
このとき思ったのは、
みんな、こうゆう時に「非常食」に目が行きがちで、本当に栄養があるものを率先して買うわけではないんだなと思ったことです。
はっきり言って、パンは一番栄養がないし、
後々思い返してみると、ガスと水道は通っていたので、鍋さえあれば白米は炊けます。
ちょっとパックご飯を買ったのを後悔しています。
あと、野菜もかなり重要な栄養だと思うんですが、そちらには全く手が伸びないようでした。
後日、知り合いの人と話すと、
「まず、パンとかそうゆうものを買った。そしたらあとあと、かなりげんなりした。」
そうゆう声も聞こえてきました。
今思うのは、こうゆう時の買い物は、
自分を含め、なかなか的を得た買い物ができないんだなと思います。
保存と栄養と遊びと必要なもの
この4点が、非常時の買い物の重要な点なのではないかなと思いました。
この時間帯は、コンビニで非常用のレジの電力があったため、クレジットカードが使えました。
それは本当に助かりました。
つづく